これからの人生設計について

私にはお金がない。

 

今まで何も将来のことを考えず、32歳になってしまった。

毎日のようにパチンコ屋に通い、気づけば貯金0。

私は本当にバカな人間だ。

 

お金がないので、結婚はもちろん、幸せな人生を歩むことは叶わないだろう。

 

しかし、後悔しても仕方がない。

 

過去は単に今を生み出す土壌に過ぎないのだ。

今後どうしていくかを考える方が何億倍も有意義である。

 

そういいつつ、この一ヶ月くらいそんな自分への後悔にずっと苛まれていた。

自分はなんてバカなことを……そう思い、胸が苦しくなる。

何をしていてもそのことが脳内にチラつく日々が続いた。

(余談だが、そのストレスで頭髪がかなり抜け落ちた)

 

だが、どうにかして前を向かなければならない。

 

ひとまずは、5年間で1000万円を貯めることを当面の目標とする。

 

正直な話、自分の現在の年収を加味すると、かなり厳しい目標である。

(ちなみに、社内の規定で副業禁止のため、副業による年収底上げも期待できない)

 

しかし、節約と投資に精を出し、何としてでも達成しなければならない。

 

 

 

 

パチンコ辞めます

前回の続き。

 

パチンコとの出会いから約10年経ち、ようやく辞める決心がついた。

 

学生の頃より頻度は減ったが、最近まではパチンコに足しげく通っていた。

言うまでもないが、負け続けている。

毎月最低10万円は、パチンコ屋にお金が消えていた。

 

これを10年換算すると、

10×12×10=1200万円

1200万円もお金をドブに捨てていたことになる。

 

一回一回の負けは少額でも(それでも数万円だが)、チリも積もればとんでもない金額になるのだ。

情けないことに、今までそれに気が付かなかった。

 

前々回の記事で書いたように、今の私は30代にして貯金が0円だ。

これも全てパチンコにはまってしまったが故の代償である。

本当にお金と時間の無駄でしかなく、今までそれに気が付かなかったことを強く後悔している。

 

先日からそのことばかり考えてしまい、ずっと胃が痛い。

昨日の休みは何もできずに、ずっと布団の中で後悔の念に苛まれていた。

 

しかし、過去を悔やんでいても仕方がない。

これからどうしていくかを考えることが肝要だ。

 

パチンコとの出会い

あれは忘れもしない大学生の夏、講義終わりの昼過ぎ。

 

大学の友人から、

「これから、暇?」

そう、連絡が来た。

夕方にはバイトが入っているが、それまでにはまだ時間がある。

 

そのことを伝えるやいなや、

「今からパチンコ打ちに行くけど、来る?」

とのお誘いが来た。

 

私はそれまでパチンコ屋なんてものは行ったことがなかった。

何をする場所なのかは漠然とは知っていたが、特にやりたいと思ったこともない。

けれどもそのときの私は、興味本位でついていってしまった。

 

この選択がのちに自分の人生を狂わすとも知らずに……。

 

友人と一緒に、初めてのパチンコ屋へ行った。

途中経過は省くが、結果として3万円勝った。

 

翌日もその友達とパチンコを打ちに行った。また勝った。

 

打ってる最中は何が何だか分からず、隣に座っている友人の指示通りに打っていただけ。

けれども知らぬ間に勝っていた。これが俗にいうビギナーズラックか。

 

それからの私がパチンコにはまるまで、そう時間はかからなかった。

 

一人でも行くようになった。暇さえあればパチンコ屋に足を運んでいた。

完全にこの頃は依存症に陥っていたと思う。

 

友達との遊びよりパチンコを優先した。大学の講義も欠席することが多くなった。

 

しかし当然ながら勝ち続けることはできず、段々と負けが嵩んできた。

はじめの頃の勝ち分は既に消え、資金はどんどんマイナスになっていった。

それまでバイトで貯めた貯金も底をつき、新しいバイト代が入るたびそれをパチンコにつぎ込む生活が続いた。

 

パチンコ中心の生活になり、付き合いが悪くなったことで友人は離れていった。

講義に出席しなくなったので、大学の成績も極端に落ちた。

 

パチンコのせいでお金だけでなく、さまざまなものを失っていた。

しかしその過ちには、当時の私は全く気が付いていなかったのである。

 

……それから10年経った今も、私はパチンコを打っている。

パチンコに費やしたお金と時間がなければ、現状より立派な人間になれたという幻想を抱きながら。

 

(つづく)